【鈴木先生から】( 二〇二四年九月十日)
本堂の外陣から見て一番右に「聖徳太子」の御像が祀られています。
浄土真宗の寺院では、聖徳太子をお祀りすることが多いのですが、その理由をお話ししたいと思います。
聖徳太子は、日本の仏教の祖として、元々親鸞聖人も敬愛しておられました。比叡山で修行をしていた親鸞聖人が29歳の時、今後の自分の行く先を問う為に、一度聖徳太子の教えに戻ろうと、聖徳太子創建の京都の六角堂に籠ることとなりました。
瞑想を続けること96日、親鸞聖人に聖徳太子からの夢告(夢のお告げ)がありました。先に比叡山から離れていた法然上人の下に行くようにと。
これが、浄土宗、そこから浄土真宗が興ることにつながる訳です。
合掌