【鈴木先生から】( 二〇二四年七月二十二日)
企業の研修などで、社会人の心の持ち方として、仏教用語である「四無量心(しむりょうしん)」が説かれることが多いようです。
「四無量心」とは、慈・悲・喜・捨の四つの心からなっています。
「慈無量心」:「慈しみ」:相手の楽を望む心、
「悲無量心」:「憐み」:苦を抜いてあげたいと思う心、
「喜無量心」:「喜び」:相手の幸福を共に喜ぶ心、
「捨無量心」:「平静」:相手に対する平静で(動揺しない)落ち着いた心、
これら4つの心を修めることが出来れば、苦しみや悲しみ、怒りや貪りの心を断ち、悪意のない誰に対しても平等な心を持つことが出来るといいます。
常にその心でいることは難しいことですが、普段から心がけ少しずつ機会を増やしてゆくことで自分のみならず、周りに対しても平静で幸せな暮らしがもたらされるのではないでしょうか。
合掌