【鈴木先生から】( 二〇二四年一月十一日)
2003年に大ヒットとなった歌謡曲『世界に一つだけの花』はみなさんご存知のことでしょう。
♪NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one 〜
♪そうさ 僕らは世界に一つだけの花一人一人違う種を持つ 〜
♪その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい 〜
実はこの曲、なんと「仏説阿弥陀経」がきっかけでできたのだそうです!
作詞作曲されたのはシンガーソングライターの槇原敬之さん。
薬物違反で執行猶予の有罪判決を受けた際、しばらくお寺で謹慎しており、
その時に「阿弥陀経」に触れる機会があったそうです。
仏説阿弥陀経の経文で「青色青光黄色黄光赤色赤光白色白光」…
ー極楽浄土では美しい蓮の花が咲き乱れ、青、黄、赤、白の花がそれぞれ光を放っている
-浄土ではさまざまな花が咲いているが、それぞれが、それぞれの個性の上に無上の尊厳を認め合い存在している
という部分を聞いて、
頭に浮かんだ歌詞が『世界に一つだけの花』の歌詞だったそうです。