東京御廟 町屋光明寺

コラム

町屋光明寺住職×システムKISS吉田氏 〜第7回〜

吉田:
昼間から仕事としてプログラミングできるなんて、めっちゃ羨ましいです。誰にも邪魔されず、昼間できるなんて…。


でも、同時に思うんです。雑然とした日中の業務があるからこそ、夜、良いパフォーマンスが出るんじゃないかと。開発に集中できる環境に24時間いたら、進まないかもしれません。

住職:
それは言えますね。私の場合、パソコン以外もそうです。必ず仕事を掛け持ちします。
集中力の限界は2時間。だから、いくつも掛け持ちして、一つの仕事に飽きたら、気分転換で別の仕事をするんです。気分転換→気分転換で仕事をつないでいくというのが私流。

これは吉田さんが、夜の開発作業は集中できるというのと同じような気がします。

吉田:
開発のとき、別のことが頭に浮かんでしまうと、全然アイデアが浮かんでこないんですよね。どういうプログラムの流れが良いか…とか。
「請求書、発行せなあかん」「あれもやっとかなあかん」「あ、これもやらなあかん」っていうようなことは開発に入る前に全部やっておく。雑務をすべて片づけてから開発に入ると捗ります。

住職:
そうそう。やることが残っていると、開発中に面倒な局面にぶつかったとき、その場しのぎの軽いロジックで逃げちゃう。でも、そういったことがないと、じっくり正面からぶつかってやろうという気になって、ぐっと集中できるんですよね。だから、プログラム開発とそれ以外の仕事のときは、脳内の精神構造が違うと思うのですよね。


だから、「これから2週間の開発期間に突入する」というときなどは、スタートダッシュに1日か2日かかります。ロジックでない思考構造から、プログラム開発用の思考構造に変えるためです。そうすると、様々なことがクリアに見えてきて開発が進むんですよ。

―続く―

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