令和三年十一月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》
令和3年 11月6日(土)午前10時より、町屋光明寺本堂において令和三年十一月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。
皆さまに返送いただきました祥月命日講ハガキはご本尊阿弥陀如来の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。
合掌
11月の法話
ただいまは、ご一緒に、祥月命講のお勤めをねんごろに勤修いたしました。皆様、お大儀さまでございました。
法要の前に、11月に命日を迎える方への皆様からのメッセージを読ませていただきました。今さらながら、故人さまの存在の大きさを感じておられることが伝わってまいりました。お孫様らしきかたのものもありました。
久遠の昔、世自在王仏という仏様がいらっしゃいました。ある日、世自在王仏の説法を一人の国王が聞いて、深く喜び、この上ないさとりを求める心を起こし、国も王位も捨てて、修行僧となり、「法蔵」と名乗られました。法蔵菩薩は、世自在王仏の教え導きを受けたのち、五劫という長い間思いを廻らし考え、限りない人々を救い、未来に向けて限りなく救済しようとのお誓を立てられました。このお誓を、「本願」といい、四十八あります。それから永劫の修行をつむことによって仏、阿弥陀仏となっておられます
仏教では、決して憎しみに変わることのない、平等の愛のことを「慈悲」という言葉を使います。この慈悲を具体的に48項目に分けて詳しく説いたのが四十八願です。
中心のお誓いは第十八番目の願で、私たち衆生が、どうしたら極楽浄土に生まれることができるかがとかれています。それは、心から信じて、往生したいと願い、十回でも念仏すれば浄土に往生するとの教えです。
故人さまは、阿弥陀さまのお誓い、本願の力によりお浄土に往生され、仏様となっておられます。皆様を見守っておられます。
どうぞ、いつでも、どこででも私を心配してくださる阿弥陀さまに感謝して、お手を合わせて、お念仏を称えていただければと存じます。